●2004年06月 萩・出雲旅行編

其の1:大自然と歴史の生み出したもの

<6月1日>

■横浜駅

早朝の横浜駅。雨が降り注ぐ。
まだ、梅雨入り前の……けれど、天候そのものは梅雨めいた6月最初の日。

電車を待っていた。
京急の羽田空港行直通電車。
以前は朝方にほんの数本あっただけだったけど、
今はずいぶん本数も増えて使いやすくなった。
大した面倒ではないけれど、それでも蒲田での乗換がないのは楽で良かった。

5時55分発の特急、青砥行が発車してからわずか2分。
目的の列車が到着した。
特急羽田空港行。車両は京急自慢のクロスシート車両800系。
転換クロスタイプの2100系には敵わないものの、
少しゆったりとしたクロスシートの乗り心地は実にエクセレント!

列車は横浜を出て、すぐに120km/hまで加速。
うーむ、すごい。この列車、加速性能が恐ろしく良い。
阪神電車の通称「ジェットカー」をどこか彷彿とさせるものがある。
列車は途中、神奈川新町、京急川崎と停車して、空港線への接続駅・京急蒲田へ。
蒲田では空港線用のホームに進入。
ほどなく進行方向を逆にして、羽田空港への線路をひた進む。

このスイッチバックも、昔はややこしいことをやっていた。
かつては品川方面へ向かう上り線から、直接空港線のホームに進入することができなかった。
そのため、一度品川方面行ホームに停車した後、一旦少しだけ品川方向に列車を走らせ、
その後進行方向を転換。
もう一度京急蒲田駅の空港線ホームに停車した後、羽田に向かっていたのである。

京急蒲田を出たと思ったら、次の停車駅も京急蒲田。
羽田行きの直通とは知らず、セオリー通りに蒲田で列車を降り、
空港線に乗り換えようとしたら同じ列車が戻ってきて焦った人も多数。
こんな状況が、数年前は存在していたのである。
状況が変化していく速度というものは、実に早い。


■羽田空港

空港線内は各駅に停車して、列車は定刻に羽田空港へ到着。
思えば、大学3年の時以来だよな……ここ利用すんの。
もっと使ってたよーな気がしてたけど、
屋久島行った時ですら出発は「ムーンライトながら」だったわけだから、
確かに使う余地など全く無い。

数年ぶりの羽田は……なんだか、ちょっと広く感じた。

まず最初にチェックインを済ませた後、空港内のレストランで朝食。
個人的には和食の朝定食に惹かれたものの、
一緒にいる親という生き物2名がパンを主張。んで、パンになった。
まぁ、いいんだけどね……パンだと昼まで腹が持たんのさ。

食後、手荷物チェックを受けて、搭乗口へ。
今日乗る飛行機は、ちょっと離れたところに停まっているらしく、
ターミナルからはバスで移動。
乗車時間は5分ほど。うーむ、空港内とは言うものの、けっこう時間がかかる。

バスが向かった先に待っていたのは……
マクダネル・ダグラスMD−90。
……しょぼいのキター! って思わず叫びそうになっちまったぜ……。
座席定員160人ほど。
まぁ、新幹線でも行けるようなエリアだけに、こんなモンかとも思うが。
ただ、実に狭っ苦しい。元々、飛行機のシートは狭いもんである。
それにプラスして、飛行機そのものが小さくなれば、そう感じるのもムリはない。

ま、1時間半ほど我慢すりゃいーんだと、自分に言い聞かせた。
そうでもしないと、鉄道に慣れた俺には、ちょっとキツかった。


■山口宇部空港

途中、気流の関係で揺れながらも、飛行機は順調なフライト。
出発が5分ほど遅れた関係で、到着も5分遅れ。
んで、新山口駅行の空港連絡バスも5分遅れ。

全て5分遅れで進んでいたけど、バスが頑張っちゃって
新山口駅到着時刻は定刻に戻っていた。
新山口ではバスの乗り換え。既に停車中だった秋芳洞行に乗車する。
そして揺られること約40分。
最初の目的地、秋芳洞に到着。
山間の、とても静かなところだった。

土産物店の並ぶ通りの一番奥が洞窟入口。


■秋芳洞

入洞券売場から更に少し歩いたところに洞窟入口があります。川はかなりの水量があります。時期によってはこの付近が通行禁止になったりするらしいです。

秋芳洞は国内最大級の鍾乳洞として有名なところ。
実際に入ることができるのは、そのうちのごく一部だけだけど、
それでも見てまわるのに30分は要する。
ただ、この洞窟で一番注目すべきは、その穴の大きさ。
まさに地底にできた巨大ドームとも言うべき、その空洞の大きさは特筆に価する。
ちょっとだけ、「ラピュタ」に出てくるスラッグ渓谷の坑道みたいかも。
そして、鍾乳洞の割には、天井にぶらさがる鍾乳石が少ないのも特徴的。
なかなか、他では見られない鍾乳洞だと思う。

百枚皿。秋芳洞では有名な地形ですね。黄金柱。名前の通りに見えます。


洞窟からエレベーターで地上へ上がり、秋吉台へ出た。
広大なカルスト台地の展望は素晴らしいの一言。
大きな木が無いのは、人工的に山焼きしているからなのだそーだが、
それでもあの景色は、思わず見入ってしまうものがある。

秋吉台。広々として気持ちいい! 観光用の馬がいました。

展望台の近くの店で軽く昼食をとり、その後、秋吉台を後にする。
今日の最終目的地は萩。
1時半すぎには到着して、早速観光開始。

■萩

木戸孝允の旧宅。修学旅行生がいっぱい来てました。菊屋家住宅。昔の商家ですね。解説してくれる人もいて、いろいろ話を聞かせてもらいました。

萩は歴史系な観光を売りにしているよーで、
木戸孝允の家とか、昔の商家だとか、城跡だとか、そういうのがほとんど。
とりあえず木戸孝允の家、菊屋家、松下村塾なんかを見てまわる。
……まぁ、地味ですな。非常に。

白い蔵が並ぶ道。良い感じです。この道は、日本の道100選に選ばれているのだとか。……以前どっかでも見たな、これ。

松下村塾のある松蔭神社ではおみくじをやってみた。
小吉。まぁ、悪くは無い。しかし……

『学問:心の目を開け』

……既に意味がわかんねぇし。
しかも、問題はそれだけじゃなかった。

『家庭:妻に感謝せよ』

……いねぇよ。

松蔭神社。赤線に注目!

いいのか悪いのか全くわからないおみくじを縛りつけ、
入口付近にあった土産屋で、夏みかんソフトクリームを購入。
どうやら、萩は夏みかんが名産らしい。

松下村塾。かなり小さいです。

その後、歩いて今日の宿へ。

阿武川。東萩駅からほど近いところを流れます。しじみ獲りをしてました。のどか。

萩グランドホテル。
ちょっと古めだけど、萩の中ではトップクラスに大きな温泉ホテル。
チェックイン後、最初に喫茶店に案内され、そこで夏みかんジュースとお菓子をいただく。
なんかサービスに含められていたらしい。
夏みかんジュースは、ハチミツレモンを夏みかんバージョンにしたような味。
爽やかで、夏にピッタリなお味。うまかった。

その後、部屋に案内された。部屋は最上階。眺めが良い。
町並みの向こうには日本海が見えた。
いいね。いいっすよ。最高。

夕食はふく会席。
屋久島旅行の途中、下関で食べたふくのコースに比べるとちょっとしょぼい内容だったかな……。
まぁ、あれはランチタイムで安かったとゆーのもあるのかもしんないけど。

風呂は温泉。
でっかい内湯とちいさな露天風呂があった。
どっちも良いけど、個人的には内湯の方が良い感じだった。
広々として気持ちいい。身体に溜まった疲れがすーっと抜けていくカンジがした。


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